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2012-12-19 「安倍政権」に強く期待するインド政府
12月16日に行われた日本の衆議院議員選挙で圧勝した自民党の安倍晋三総裁について、インド政府は“親印派”を標榜する安倍氏が首相に就任する見込みとなったことを歓迎するとともに、戦略的課題に対する迅速な決断と断固たる姿勢への強い期待感を示した。ヒンドゥー紙が17日付で報じている。
政府関係者は、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の3首相にわたる民主党政権について、その外交姿勢にはブレが見られ、意思決定にも時間がかかりがちであったと指摘。「安倍新政権にただひとつ望むのは決断力だ」と語った。
安倍氏は前回の首相在任時から辞任後も一貫して日印関係の重要性を強調していることから、政府関係者は、安倍新政権の発足により両国関係が促進されるとの期待を示す。また、安倍氏は平和憲法(憲法第9条)改正による自衛隊の「国防軍」への転換を公約に掲げており、友好国との防衛関係強化を推進すると見られる。