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2012-12-27 販売不振の「タタ・ナノ」、エンジン強化版などでテコ入れか
タタ・モーターズは低価格車「タタ・ナノ」の3回目の大幅改良を急いでいる模様だ。排気量が現行モデルの623ccより大きい800ccのガソリンエンジンを搭載する計画であるほか、ディーゼルエンジンの採用も検討しているという。「ナノ」は11月の販売台数が目標の1万台を大きく割り込む3,500台に低迷するなど、不信に陥っており、タタ・モーターズは大幅改良でテコ入れしたい意向だ。12月26日付でエコノミック・タイムズ紙が報じている。
今回のプロジェクトに深く関わっている人物の話では、新型ナノの発売までにはあと1年ほど必要だという。ガソリンエンジンの基本車種の価格は約25万ルピー。競合するのは現代モーター・インディアの「イオン」やマルチ・スズキ・インディアの「アルト」などになる。