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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣によるシン・インド首相表敬

2013-05-04

 4日(土曜日)午前10時20分から約35分間(現地時間),ADB総会等出席のためインド訪問中の麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣が,シン・インド首相(His Excellency Dr. Manmohan Singh, Prime Minister of India)を表敬したところ,概要は以下のとおり。本表敬には、チダムバラム・インド財務大臣が同席した。 1 冒頭 (1)シン首相より,訪日し,安倍総理にお会いできることを楽しみにしている,また,天皇皇后両陛下ができれば年内にもインドを御訪問される方向で調整されていることにつき,両陛下の御訪問を心よりお待ちしている旨述べた。 (2)シン首相より,安倍政権の経済政策につき照会があり,麻生副総理より,概要を説明した。 2 二国間関係 (1)シン首相から,日印関係の現状につき,日印間の戦略的グローバル・パートナーシップに基づき,両国間には様々な対話と協力のメカニズムが機能しており,政治・安全保障及び経済・経済協力の幅広い分野について協力が深化しつつある,特に,デリー・メトロは,象徴的な案件である,貨物専用鉄道計画(DFC)や産業大動脈構想について,引き続き協力していきたい旨発言があった。 (2)これに対し,麻生副総理より,インドに進出する日本企業は1000社に達する勢いであるところ,日本からの更なる投資を呼び込むためにも,金融規制緩和を含め,シン首相のリーダーシップの下,一層の規制緩和をお願いしたい,そうすれば,デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)などの協力案件が更に進むであろう旨述べた。 (3)シン首相からは,日本との経済関係を引き続き発展させていきたい,その際,民間部門の間での協力を更に推進・多角化し,お互いに関係を更に波長のあったものにしたい旨の発言があった。 (4)具体的な分野として,高速鉄道,レアアース,民生用原子力協力,学術協力等の分野で,引き続き協力していくことで一致した。 (5)また、インド洋における安全保障は、日印両国にとって重要な問題であり、引き続き協力していくことで一致した。 3 地域情勢  両者は,東アジアの地域情勢及び国際問題等につき,意見交換を行った。



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