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2012-12-28  ニプロ、子会社がインド初の人工腎臓製造工場開所へ

ニプロは27日、インド子会社で医療機器の製造販売を行う、ニプロインディアコーポレーション(本社マハラシュトラ州サタラ)の新工場が完成し、12月15日に開所式が行われたと発表した。同工場はプネ郊外に位置し、敷地面積21万平方メートル、従業員数570名を有し、人工腎臓(ダイアライザ)をはじめとする透析関連製品のほか、各種医療機器の製造を行う。



 現在インドで透析治療が必要な患者数はおよそ100万人といわれており、そのうち9割以上が経済的な理由等により必要な治療を受けられない状態にあるという。同工場はインド初の人工腎臓(ダイアライザ)の製造工場であり、さらにインドの医療機器製造工場としては、初めてガンマ滅菌施設を自社で保有している。



 ニプログループでは今回開所した医療機器工場のほかにも、ニプロチューブグラス(本社マハラシュトラ州ムンバイ)の医薬用硝子容器(アンプル・バイアル)製造工場(マハラシュトラ州コポリ。敷地面積7万4,500平方メートル)と、ニプログラスインディア(本社ウッタル・プラデシュ州メーラト)の医薬用硝子生地管製造工場の2工場を建設中で、2013年内での本格稼働を予定している。これにより、ニプログループのインドでの生産拠点は合計7工場、販売拠点は4支店となり、従業員数は現在3社合計で1,400名、来年度は各工場の本格稼働に伴い約2,100名となる見込みだ。



 インドでの2013年度売上高は、3社合計で78億ルピー(約125億円)、2020年度は合計190億ルピー(約300億円)を計画しており、同分野におけるトップシェアを目指す。




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