2013-01-07 SENSEXは0.10%高、外国投資家の買いで4連騰
ムンバイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数は週末の1月4日、前日比19.30ポイント(0.10%)高の19784.08で取引を終えた。SENSEXは、これで4連騰。
米連邦準備制度理事会(FRB)が債券買い取りスキームの年内終了を検討していることが明らかになったこと、他のアジア市場が不調だったことなどから、当初は金属銘柄に利益確定売りが出るなど弱含みの展開となった。だが、この日も外国機関投資家(FII)が優良銘柄を中心に買い、SENSEXは終値では前日を上回った。HSBCなどが算出するインド製造業購買担当者指数(PMI)が前述に発表され、製造業の復調が明らかになったことも買い材料となった。
業種別指数では、全13業種中9業種が上昇。石油・ガスが1.05%高、公営企業(PSU)が1.02%高、ITが0.95%高、機械が0.68%高などと上げた。下落したのは金属(1.01%安)、日用消費財(FMCG。0.28%安)、自動車(0.26%安)、資本財(0.08%安)の4業種。
銘柄別では、SENSEX採用30銘柄中16銘柄が上昇した。GAILインディア(旧インド・ガス公社)が1.90%高、石油・天然ガス公社(ONGC)が1.79%高、国営バーラト重電機(BHEL)が1.76%高、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が1.50%高、ウィプロ・テクノロジーズが1.47%高など。一方、下落したのはタタ・スティール(1.91%安)、スターライト・インダストリーズ(1.64%安)、ジンダル・スティール(1.58%安)、ヒンダルコ・インダストリーズ(1.34%安)など。