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2012-11-01 雨量世界最多の町チェラプンジ、製品テスト地として人気に
インドとバングラデシュの国境に近い、メガラヤ州南部の小さな町チェラプンジ(Cherrapunji。別名ソーラ=Sohra=)。地球上で最も雨の多い場所として知られるこの町が今、世界の一流企業の注目を浴びている。この場所で製品試験を行えば、たちまち品質に折り紙がつき、買い手の信頼を得られるという。10月30日付でPTI通信が報じている。
「地球で最も雨の多い場所で、モンスーン季にテストをした」――イタリアの靴ブランド、ジェオックス(Geox)の晴雨兼用シリーズの広告の謳い文句だ。チェラプンジの年間平均降水量は約1万2,000ミリメートル。カナダで最も雨が多いとされるハートリーベイの年間降水量が4,500ミリであることを考えると、その雨量がいかに多いかがわかるだろう。同社は今年6月、防水靴のシリーズをテストするに当たって、ベニスのツアーガイド、アンドレア・ダルパオス、スペインの弁護士ダビド・スピラッツ、スイスの写真家クラウディア・レイシンガー、英国のスキーインストラクター、ロブ・スピアーズの4人を現地に送り込んだ。
また、自動2輪大手のヤマハ発動機は、チェラプンジおよびその周辺でギアなしスクーターの新製品3機種の走行性能テストを行った。ヤマハはテスト結果を公表していないが、情報筋によれば、同社は近く放映予定のCMでテスト走行の様子を紹介するもようだ。