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2013-01-09  寒波襲来で活況に沸く業種とは?

インド北部を襲った40年ぶりの厳しい寒波は、多くの人々を震え上がらせている一方、ホット飲料やウール製品メーカーに思いがけない福音をもたらしている。デリーとその周辺のパンジャブ、ハリヤナ、ウッタル・プラデシュの各州では、コーヒー・紅茶などのホット飲料、ウール製品の需要が大きく伸びているという。1月8日付でエコノミック・タイムズ紙が報じている。



 短繊維織物の産地としても知られるパンジャブ州ルディアナの「オスワル・ウールセンター」のオーナー、ディラジ・ジャイン氏は語る。「売値は以前と変わらないのに、販売額が30-40%も増えた。うちでは、バルドマンやマルワなど国内の一流メーカーの製品を扱っている。このところ、上質のウール製品がよく売れている」。



 インド気象庁(IMD)は、デリーおよび周辺諸州ではまもなく寒さが一段落する一方、その他の北部諸州では依然、寒波が続くとの予報を出しており、地域の人々を防寒対策に走らせている。パンジャブ州アムリツァルにある「KAインターナショナル」は卸売業者や小売業者にウール衣料を販売しているが、経営者のアビシェク・カンナ氏によれば、今冬は需要が10-15%も伸びているという。「過去2年に比べて今年は冷え込みが厳しいと予想し、生産力を増強していた。当社の工場では今、悪天候のために従業員が出勤できず夜間シフトを休まざるを得ない状況だが、それでも業績はかなり好調だ」。




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