2013-01-16 技術展示商談会実施により、日印エネルギービジネスを加速─経産省
経済産業省は15日、1月10日に佐々木経済産業審議官がインドを訪問し、アルワリア国家計画委員会副委員長と会談を行ったと発表した。
本会談で佐々木経済産業審議官とアルワリア副委員長は、日本とインドは重要な戦略的パートナーであり、経済面においても相互補完的な関係を活かしてインフラ協力、エネルギー協力、製造業協力、ビジネス環境整備等の戦略的な取り組みが進展していることを確認した。また、佐々木経済産業審議官より、引き続き戦略的な取り組みを強化し、日印間での投資交流の加速や日印エネルギー対話等を通じたエネルギー分野の協力に取り組むことが必要であることを強調した。
特にエネルギー分野については、エネルギー需要が急速に伸びているインドと、優れたエネルギー技術を持つ日本との協力の方向性を共有した。そして、昨年10月に東京で実施された第6回日印エネルギー対話でのインド側要請を踏まえ、今年秋に日本のエネルギー技術の展示商談会を含む日印エネルギーフォーラムを、日本側の実施機関であるNEDOおよびJETROと、インド側実施機関が協力して進めることについて、インド側と共通の認識を得た。このフォーラムでの成果については積極的に日印エネルギー対話(閣僚級)の議論に反映していく。
さらに、佐々木経済産業審議官から、次回日印エネルギー対話に向けて、LNG共同研究、省エネ、石炭(クリーンコールテクノロジー)等、既に成果の出ている各分野での取組を更に前進させ、エネルギー分野での協力をより一層強化してくことを提案した。
こうした日本側の説明、提案に対して、アルワリア副委員長から感謝の意が表明されるとともに、今秋、インドでの開催が予定される次回日印エネルギー対話への経済産業大臣の出席要請があった。