インドビジネス、インド進出の為のインド進出.com

ホーム > インド注目ニュース一覧 > イスラム教徒の農村自治体、女性の携帯電話使用を禁止―ラジャスタン州

2013-01-18  イスラム教徒の農村自治体、女性の携帯電話使用を禁止―ラジャスタン州

昨年末にデリーで発生した集団暴行事件の影響により、ハリヤナ州やウッタル・プラデシュ州に続きラジャスタン州でも、一部イスラム教徒のパンチャーヤット(農村地域の自治組織)によって、若い女性の携帯電話の使用や、結婚式などの公共の場で歌や踊りを披露することを禁じる条例が1月10日、発令された。16日付ナブバーラト紙が報じた。



 この条例には、家族の反対を押し切った結婚や、別のパンチャーヤットに属する人との結婚を禁じる条文も盛り込まれており、デリーの事件が農村部をさらに保守的な思想へと向かわせているようだ。



 この決議を下したのは、ジャイプルから400キロほどのウダイプル県サルンバル(Salumbar)にあるイスラム教徒のパンチャーヤットで、議長のハビブル・ラヘマン氏は次のように説明する。



「携帯電話は、若い女性の人格を傷つける。家族の反対を押し切った結婚もよくない。パンチャーヤットとしては、所属する女性全員の安全を最優先に考えている。この条例を無視した者には、罰金5万1,000ルピーなど、それなりの処罰が科せられることになる」




ページトップへ戻る