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2013-01-24  日立、インド国営火力発電公社から蒸気タービン発電機2基を受注

日立製作所は23日、インドにおけるパートナー会社のBGRエナジーシステムズ(本社チェンナイ)とインド国営火力発電公社(NTPC)から、チャッティスガル州のララ発電所に新設される800メガワットの超臨界圧石炭火力発電所向け蒸気タービン発電機2基を受注したと発表した。



 なおNTPCは、4サイト9基の石炭火力発電所の建設を計画しており、BGRエナジーシステムズは、2サイト4基の蒸気タービン発電機について、2011年9月に優先交渉権を獲得している。今回の受注は、その中の1サイト2基分が正式に決定したもの。また、残りの1サイトについては、オリッサ州ダルリパリ発電所(2基)となることが決定しており、今後、正式に受注する見込み。



 日立は、市場の伸張が見込まれるインドにおいて、石炭火力発電所向け蒸気タービン発電機事業の本格展開を目的として、2010年9月にBGRエナジーシステムズと、蒸気タービン発電機の合弁会社であるBGRタービンを設立し、受注活動を展開してきた。今回受注した蒸気タービン発電機2基の主契約者はBGRエナジーシステムズで、日立は、BGRエナジーシステムズとの合弁会社であるBGRタービンを通じ、蒸気タービン発電機の主要機器を供給する。運転開始は2016年を予定。



 インドは、急速な経済成長に伴い電力需要が拡大しており、一部の地域では電力不足が深刻化している。これを解消するため、今後、2017年までに現状の約2倍となる330ギガワットまで設備容量の増強が計画されている。現在、石炭火力発電は、インドにおける総発電設備容量の約3分の2程度の割合を担っており、今後も引き続き基幹電源としての役割が期待されている。




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