2012-11-05 国際石油開発帝石、インド国営石油ガス公社から探鉱鉱区の権益26%取得で合意
国際石油開発帝石は、子会社のインペックス東インド沖石油を通じて、インドのベンガル湾深海域(クリシュナ・ゴダバリ盆地)に位置する探鉱鉱区「KG-DWN-2004/6鉱区」(以下、本鉱区)の26%権益を、インド最大の国営石油・天然ガス会社であるインド石油天然ガス公社(ONGC)より取得することについて合意したと発表した。この鉱区への参画は、2008年の経営統合以降、同社がインドで手掛ける初のプロジェクトとなる。
本鉱区は、チェンナイの東方約700キロメートルの沖合に位置し、水深は約3,000メートル、鉱区面積は10,907平方キロメートル。この鉱区が位置する海域の沿岸域においては1990年代以降に探鉱活動が盛んに行われ、複数の油・ガス田が発見されている。この鉱区が位置するクリシュナ・ゴダバリ盆地の超大水深域においてもONGCによって石油・天然ガスが発見されるなど(KG-DWN-98/2鉱区)、この鉱区は近年の大水深における石油・天然ガスの探鉱開発技術の進歩もあり、大規模な石油・天然ガスの埋蔵量の発見が期待できる有望な鉱区。この鉱区はインド周辺地域で積極的な石油・天然ガス事業を推進するONGCがオペレーターとして事業を主導しており、既に地震探鉱のデータ収録作業が行われ、まもなく試掘井を掘削する予定。
今回の権益取得により、本鉱区の権益比率はONGC(オペレーター)34%、インペックス東インド沖石油 26%、GAIL(旧インド・ガス公社)10%、グジャラート州石油公社(GSPC)10%、ヒンドゥスタン石油公社(HPCL)10%、オイル・インディア(OIL)10%となる。