2013-02-26 週明けのSENSEXは0.08%高、IT銘柄が買われ小反発
ムンバイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数は週明けの2月25日、前日比14.68ポイント(0.08%)高の19,331.69で取引を終えた。
証券会社筋によると、2013年度政府予算発表を前に投資家が慎重な姿勢を見せた一方、ITセクターが上げるとの予想からソフトウェア銘柄が一部投資家に買われた。また、日本銀行の次期総裁に経済刺激策賛同派の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が就任する確率が高まったとの報道を受けてインド以外のアジア市場や欧州市場が好調となったことも好感された。
業種別指数では、全13業種中4業種が上昇し、9業種が下落した。ITが1.86%高と最も大きく上げたほか、機械が1.28%高、自動車が0.78%高など。一方、不動産が2.39%安、資本財が1.68%安、金属が1.08%安、石油・ガスが1.05%安、公営企業(PSU)が1.04%安などと下げている。
銘柄別では、SENSEX採用30銘中15銘柄が上昇し、14銘柄が下落した。ITCは変わらず。SENSEX算出で比重2位のインフォシス・テクノロジーが2.84%高、タタ・モーターズが2.06%高、ヒーロー・モトコープが1.42%高、国営バーラト重電機(BHEL)が1.29%高、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が1.16%高、国営インドステイト銀行(SBI)が1.11%高と上げた。一方、シプラが2.60%安、ラーセン&トゥブロ(L&T)が2.30%安、石油・天然ガス公社(ONGC)が2.04%安、インド石炭公社(CIL)が1.99%安、SENSEXの算出で比重が最も大きいリライアンス・インダストリーズ(RIL)は1.01%安などと下げている。