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2013-03-08 エーピーアイ コーポレーション、インドに生産拠点設立へ─5月には現地法人設立も
エーピーアイ コーポレーションは8日、3月6日付けでインドの医薬原薬・中間体製造会社であるニューランド・ラボラトリーズ(Neuland Laboratories。本社ハイデラバード)と、共同事業に関わる契約を締結したと発表した。また、それに伴い今年5月にエーピーアイ100%出資の現地法人を設立し、インド生産拠点の運営を行っていく予定だ。
エーピーアイは三菱ケミカルホールディングスのヘルスケア分野の企業として医薬原薬・中間体、治験薬の製造受託、化成品・試薬等の製造販売を展開している。中期経営計画「APTSIS15」の中で医薬関連事業のグローバル展開を重点戦略と位置づけ、その鍵を握る競争力強化のため、安価な労務費・固定費と医薬品製造の実績を背景に医薬品製造分野で優位性を持つインドに製造拠点を立ち上げる検討をしてきた。
今回ニューランド・ラボラトリーズと提携し、同社工場敷地内にエーピーアイの製造設備を建設(2013年度内の完成、稼働開始予定)して製造委託することで、安定供給を確保するとともに、生産立ち上げのスピードアップとリスク軽減を図る。また、100%出資の現地法人を設立し、社員を派遣して、日本の品質管理力をインドに持ち込む。生産品目に関しては、受託品原薬・中間体、ジェネリック原薬等、複数品目を計画しており、実績を重ねながら順次品目拡大を計画している。