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2013-03-21  マハラシュトラ州内陸部で深刻な水不足

マハラシュトラ州内陸奥地のビダルバ地方で深刻化している干ばつにより、小都市ジャルナから約25キロメートルの地点にあるバルダナ県の町、デウルガオン・ラジャでは、給水がおよそ25日に一度という頻度にまで落ち込み、実質的に1人が使える水の量は、1日わずかバケツ1.5杯程度という事態になっている。3月17日付のナブバーラト紙が報じた。



 この地域で食堂を営む男性は、次のようにその窮状を説明している。「最後に蛇口から水が出たのは1カ月以上前だ。商売のために、給水タンカーを依頼しているが、ドラム缶20杯分で500ルピー(約874円※)と高額だ。かといってメニューの価格を上げるわけにもいかず、利幅に大きく響いている」。



 4キロ離れた親戚の家からオートリキシャで乗り付けて水を運んでいた女性は、「我が家は貧しく、9人家族を養うためには水を買うこともできない。しかも夫は病に伏しているので、こうして私が水を運んでくることが非常に重要な日課となっている。夏は始まったばかりなのに、この状態でどうやって6月(の雨季の始まり)まで持ちこたえるのか」と、嘆いている。



 この地域の主な水源であるピルカリャンダムは、昨年12月4日時点で、すでに貯水量ゼロとされていた。




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