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2013-04-01 JICA、インド政府との間で円借款契約に調印
国際協力機構(JICA)は3月28日、インド政府との間で、3件、総額1,990億3,500万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。JICAのプレスリリースが、同日付で報じた。
今回、調印した円借款の特徴は以下のとおり。
(1)インドの持続的な経済開発を支えるため、デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)及び南部中核拠点開発構想(CBIC)実現の加速化に貢献
(2)すべての人々が恩恵を受ける成長(Inclusive Growth)のため、貧困層の多い地方のインフラ整備に貢献
2003年以降、概ね年間7-9パーセントの高い経済成長率を達成してきたインドは最近、経済成長が減速しつつあり、2012年10-12月期の実質GDPは前年比プラス4.5パーセントまで落ち込んだ。今後、持続的に経済成長を達成していくために、経済・社会インフラの整備の必要性が高まっている。
インド政府は、国家開発計画である第12次5カ年計画(2012-2016年度)において、迅速な成長による経済の拡大と、すべての人々が恩恵を受ける成長の実現を目指しており、同期間内に約1兆ドルのインフラ整備を進める予定。