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2013-04-12 新日鉄住金エンジニアリング、インドの高炉メーカーからCDQを2基連続受注
新日鉄住金エンジニアリングは11日、インドで第6位の粗鋼生産能力を持つ高炉メーカー、ブーシャン・スティール(BSL)からコークス乾式消火設備(CDQ)を2基連続で受注したと発表した。同社はインド製鉄大手のタタ・スティールや、JSWスティール向けCDQの納入実績もあり、本件の受注により、インドでのCDQ受注実績は計7基となった。
CDQは、製鉄プロセスにおける赤熱コークスを不活性化循環ガスで冷却し、熱回収を行う設備。回収した熱は製鉄所の工場用蒸気として利用することでCO2の削減に貢献する。あわせて、炭塵等の大気汚染物質の拡散を抑制し、環境保全の観点からも有用な設備。
インドでは、経済成長および都市化の進展を背景にした鋼材需要の増加に対応し、新規一貫製鉄所の建設や既存製鉄所の拡大といった製鉄関連設備の投資が多数計画されているが、それに伴う環境規制への対応、電力自給ニーズを背景に、日本・中国と同様にコークス炉へのCDQ設置標準化が近年急激に進んでいる。