2013-04-15 日立ハイテク、インドに現地法人設立へ
日立ハイテクノロジーズは15日、4月12日付でインドのハリヤナ州グルガオンに、日立ハイテクノロジーズインド会社(日立ハイテクインド)を設立したと発表した。
同社のインド向け事業は、1988年に日立ハイテクノロジーズシンガポール会社(旧シンガポール日製産業会社)がニューデリー出張所を開設、2007年にはインド支店へと拡張し、半導体・CD/DVD・自動車関連部品等、主にインド向けの輸入事業を中心に展開してきた。
現在、インドに進出する日系企業が900社を超え、インド国内における直接取引の要望も増加傾向にあるため、インド国内外でのさらなる事業展開に向け、国内取引が可能な現地法人を設立することとした。
日立ハイテクインドの設立により、日立グループの注力地域のひとつでもあるインドで、同社が持つグローバル営業力・グローバルソーシング力を発揮し、早期に同国における年商100億円突破を目指す。日立グループの競争力強化に向けたグローバル調達の拡大を推進するとともに、将来的にはインドを基点とした中東・アフリカ向けの輸出事業等の展開も視野に入れていく。
インドは人口12億人を擁する巨大な市場があり、中間所得者層の増加などにより今後も著しい発展が見込まれている。2012年に始まった第12次5カ年計画では、道路・鉄道・エネルギー等のインフラ設備の拡充や、自動車・製薬等の製造分野においても市場の拡大が期待されている。