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2013-05-13 クマール法相、バンサル鉄道相が辞任―汚職疑惑に関連
5月10日、マンモハン・シン政権の閣僚2人が汚職疑惑に関連して辞任した。今回辞任したのは、石炭鉱区割当をめぐる不正疑惑に関する報告書に干渉した疑いが持たれたアシュワニ・クマール法相と、鉄道省傘下の鉄道委員会の人事をめぐり賄賂を受け取ったとして甥が逮捕されたパワン・クマール・バンサル鉄道相である(ともに国民会議派所属)。ヒンドゥー紙ほか各紙が同日付で報じた。
今回の事態を受けて、12日、シン首相は、カピル・シバル通信IT相に法相ポストを、C.P.ジョシ陸運・幹線道路相に鉄道相ポストをそれぞれ兼務させる人事を決めた。2004年のシン政権発足9周年を迎える5月22日までに内閣改造を実施するとの観測も出ているなかで両大臣による兼務を決めたのは、今回の辞任によるダメージを最小限に止める狙いがあると見られる。