ホーム > インド注目ニュース一覧 > ムンバイのスカイウォークがまさかのブラックスポットに
2012-11-13 ムンバイのスカイウォークがまさかのブラックスポットに
ムンバイ都市開発局(MMRDA)が市民の通行を楽にしようと、70億ルピーという巨額を投じて整備した36カ所のスカイウォーク(自動車道上の空中歩道)は、メンテナンスが行き届かず、物乞いや薬物中毒者のオアシスに成り下がっている。11月12日付のナブバーラト紙が報じた。さらに、警備や照明設備の不足により、特に女性の夜間利用を怖じ気づかせているという。MMRDAは、スカイウォーク建設計画時に、建設後のメンテナンスについても万全に行うことを明言していた。
スカイウォークを頻繁に通行するという女子大学生は、「物乞いや薬物中毒者らしき人物がうろうろしていて、夜間は恐ろしくてとても通行できない。守衛がいるときもあるが、あまり意味がないようだ。タイルが剥がれている箇所がいくつもある」と、話している。
市民の安全のために建設されたはずのスカイウォークが、反対に市民に身の危険を感じさせる場所になっていることについてMMRDAでは、「日常的に清掃などのメンテナンスを実施しており、守衛も配備して万全の対策にあたっている。今後は、市民の皆様にご不便をかけることのないよう、一層の対策強化を実施していく」と、コメントしている。