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2013-05-14  伊藤忠丸紅鉄鋼、インドに自動車用鋼材加工センター設立へ

 伊藤忠丸紅鉄鋼は13日、インドのタミル・ナドゥ州チェンナイ近郊オラガダムに、自動車用鋼材の加工並びに保管を行う新会社「MI STEEL PROCESSING INDIA PRIVATE LIMITED」を同社100%出資で建設すると発表した。

 新会社は、第一期として建屋約8,000平方メートルに大型コイルブランキングおよび大型オシレートレベラー各1基を保有、年間加工能力約9万トンで操業を開始する。資本金は2,000万ドル、本事業の総投資額は約2,900万ドルを見込んでいる。また、今後の需要動向並びにユーザーのニーズを見極めた上で、第二期として建屋の増設及び大型スリッター等新規設備の導入を行い、加工能力拡大と機能の充実を図る方針だという。

 インドにおける2012年の自動車生産台数は414万台に達し、世界における一大自動車生産拠点として確固たる地位を確立しつつある。特にチェンナイ地区では、各国の自動車関連産業が活発に事業を展開しており、国内の需要増に対応するのに加え、欧州・アジア諸国・中南米向け供給拠点として生産能力を拡大している。今般、日産自動車・仏ルノー連合が約300億円の追加投資による年産20万台の完成車工場新設を発表したことを始め、フォード、ダイムラー、現代自動車も新モデルの生産及び増産を予定しており、それに伴う部品メーカーの進出、既存工場の拡張ラッシュが続いている。




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