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2013-05-15 第一三共、インド連結子会社ランバクシーの米国司法省との協議が終結へ
第一三共は14日、インド連結子会社のランバクシー・ラボラトリーズが、2011年12月発表の米国司法省(DOJ)との協議を終結したと発表した。
ランバクシーは、過去の一部施設におけるデータの信頼性や製造工程に関し、DOJによる調査を受け、これに全面的に協力してきた。今般、ランバクシーおよびその関連会社は、虚偽請求禁止法(False Claims Act)の違反に関し、米国政府その他関係する州との間で民事上の和解に関する合意を行い、また、これに加え、ランバクシーの米国子会社であるランバクシーUSA, Inc.は、連邦食品医薬品化粧品法(Food, Drug and Cosmetic Act)等の違反について有罪を認めた。これにより、ランバクシーとDOJの協議は終結に至っている。本件に関するランバクシーの支払額は、合計で約5億米ドルとなる。
なおランバクシーは、米国食品医薬品局(FDA)と同意協定書を締結し、データの信頼性を確実にするための手段や方針を強化し、現行の適正製造基準を遵守することを確約している。また、今回DOJと合意された支払額については、既に2011年度決算において5億米ドルの引当てを計上している。