ホーム > インド注目ニュース一覧 > 日本エイアンドエル、インドで自動車部品用ABS樹脂の合弁設立へ
2013-05-21 日本エイアンドエル、インドで自動車部品用ABS樹脂の合弁設立へ
ABS樹脂、合成ゴムラテックスの製造販売を手掛ける日本エイアンドエルは16日、インドのABS樹脂製造販売会社バンサリ・エンジニアリング・ポリマーズ（BEPL。本社ムンバイ）との間に、合弁会社バンサリ・ニッポン・A＆L（Bhansali Nippon A＆L Private Limited。本社グルガオン)を設立し、インド市場でのABS樹脂ビジネスの拡大に乗り出すと発表した。
BEPLは、1990年に日本エイアンドエルの前身である、住友ノーガタックから技術ライセンスを受けて操業を開始し、現在もその技術をベースに年間48,000トンの生産能力を保有している。
日本エイアンドエルは、得意とする特殊グレードのグローバル供給体制の構築を進めており、日系顧客向けの需要の増大が見込まれるインドにおいても、自社と同じベース技術が活用できることは有効と判断、今後のインド市場の拡大にあわせて生産能力を増強するなど事業の拡大を計画しているBEPLとの間でシナジー効果が期待できるとして協業に合意し、合弁会社の設立に向け調整を続けてきた。
この程両社にて合弁契約書の調印を終え、現在合弁会社の設立申請中。資本金は2,000万ルピー（約3,600万円）、出資比率は50：50の折半出資。日本エイアンドエルからは日本人2名が常駐する予定。
新会社はマ－ケティングおよびテクニカルサポ－トを中心に担当し、車両向けをはじめ、家電、住設関連向けなど幅広くビジネスを広げていく方針だ。