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2013-05-22 医療保険の不正請求が多発、業界に巨額の損失
多発する保険金の不正請求が、医療保険会社の間で深刻な問題になっている。業界のデータによれば、契約者に支払われている医療保険の約4分の1は不正請求によるもので、その損失額は膨大なものになりつつあるという。5月20日付でヒンドゥー・ビジネスライン紙が報じている。
非公式のデータながら、医療保険の保険金支払額は2012年度、5,000億ルピーの大台を突破したと推定される。
生命保険大手バルティ・アクサ・ライフ・インシュアランスの保険計理人、ラジブ・クマール氏は次のように語っている。「われわれにとって最も危惧すべきは、保険の不正請求が全請求件数の25%に達しようとしていることだ。現状では、保険契約者による不正請求を防止するための規制がないため、今後、この問題にどう対処すればいいかを検討中だ」。