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2013-05-23  三菱日立製鉄機械、インドの鋳造設備企業を買収

 三菱日立製鉄機械(MH)は、インドでビレット(注1)連続鋳造設備(注2)納入シェア第1位のコンキャスト・インディア(CONCAST INDIA)の全株式を取得することを決め、同社株主と株式買取契約書を締結したことを発表した。MHのプレスリリースが、5月21日付で報じた。

 インドでは、第12次5カ年計画で約1兆ドル相当の投資が計画される等、急速なインフラ整備・発展が計画されており、鉄鋼消費量の増加・鉄鋼産業の伸長と、製鉄機械設備需要の拡大が期待されている。このような環境下、MHは、インド製鉄機械業界で確固たる実績をもつコンキャストに着目し、買収によるインド現地展開体制の強化を図るべく、検討・交渉を行ってきた。

 コンキャストは、1973年に設立され、本社及びエンジニアリングセンターをムンバイに構え、従業員約200人の体制で、連続鋳造設備のエンジニアリング、試運転調整、アフターサービスを行っている。インド国内納入シェア第1位、中近東・アフリカ・東南アジア等の新興国へも輸出を行っている。

 MHは、コンキャストの買収により、条鋼生産設備分野への進出の足掛かりを築き、MHが保有していない丸ビレット及びスラブ鋳造技術を補完、コンキャストの得意な海外市場(中近東、アフリカ)へのMHの進出、MHでのシナジー効果(製鋼一括パッケージ受注、優秀な設計能力活用による薄板生産設備の対応力アップ、調達サプライチェーンの活用等)を発揮することにより、受注拡大を見込み、世界一の製鉄機械サプライヤーを目指し、グローバル展開を加速していく計画である。




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