2013-05-24 電通、印デジタル・クリエーティブ・エージェンシー企業の株式80%取得で合
電通のインドにおける子会社、電通メディア・アンド・ホールディングス・インディア(DMHI)は、現地有数のデジタル・クリエーティブ・エージェンシーであるウェブチャットニー・スタジオ(Webchutney Studio)の株式80%を、ベンチャーキャピタルで同社主要株主のCapital 18などから取得することで合意したと発表した。電通のプレスリリースが、5月23日付で報じた。
DMHIはウェブチャットニー・スタジオおよび同社株主との合意に基づき、2017年までに同社を完全子会社化する予定。この株式取得により、ウェブチャットニー・スタジオは電通の海外本社、電通イージス・ネットワークが管轄する電通インディア・グループ(DIG)の傘下に入る。
電通は2012年8月、インドにおいて現地の大手企業や多国籍企業を主要顧客として持つ有力なクリエーティブ・エージェンシーであるタプルートを買収した。今回のウェブチャットニー・スタジオ社も同様に、現地およびグローバルに著名な企業を主要顧客として持っているため、DIGの顧客基盤は拡大し、より強固なものとなる。
ウェブチャットニー・スタジオは1999年の設立以降14年の間に、インド内外の国際的な広告祭などにおいて70に及ぶ受賞歴を持っている。今後DIGは、ウェブチャットニー・スタジオが強みとするデジタル戦略プランニングや斬新なアイデアによるデジタル・クリエーティブを有効に機能させることで、インドや周辺地域において急成長を遂げるロングテール顧客の獲得を目指す。