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2013-05-27 インドのコンパクトデジカメ需要、スマートフォンが浸食
インドのデジタルカメラ需要が、高機能スマートフォンに急速に奪われつつある――インド商工会議所連合会(ASSOCHAM)が最近発表した調査リポート「デジタルカメラ VS スマートフォン」の中で明らかにした。PTI通信が5月26日付で報じている。
ASSOCHAMによれば、回答者の92%がデジタルカメラよりも高機能スマートフォンを選択。この傾向は、デジタルカメラ販売台数の85%を占める価格1万ルピー以下のコンパクトデジカメで最も強いという。スマートフォンに対抗するため、ソニー、キヤノン、ニコンの大手を筆頭とする各社は、大幅な値引き販売や、大々的な広告宣伝、販売網の開拓などに取り組んでいる。しかし、それでも昨年のデジタルカメラ販売は、前年比20-25%減の大幅な落ち込みとなった。一方、昨年のスマートフォン販売は台数、前年比1.5倍増という目覚ましい伸びを示している。