2013-05-28 ヤマハ発動機、インド向けスクーター第2弾「CYGNUS RAY Z」発売
ヤマハ発動機は27日、インド向けスクーター第2弾となる新製品「CYGNUS RAY Z(シグナス レイ ズィー)」を、2013年5月より同市場にて発売すると発表した。製造・販売は同社インド二輪法人のインディア・ヤマハ・モーター(IYM)が行う。
「CYGNUS RAY Z」は、<Aggressive Sporty Design!>をコンセプトに10代後半~20代前半の若い男性向けの製品として開発したモデル。昨年9月に導入した「CYGNUS RAY」をベースに、1)モーターサイクルをイメージさせるスモークのバイザー、2)アルミ製のリアウイング風タンデムグラブバー、3)カーボン柄メーターパネル、4)カーボン柄表皮シート、5)躍動感あるカラー&グラフィック、などを採用しスポーティな装いとした。エンジンは、滑らかな発進と力強い加速を兼ね備えた「CYGNUS RAY」と同じ115cc空冷エンジンを採用している。
インドの二輪車市場は約1,400万台(同社調べ)と2012年には中国を超え世界第1位となり、なかでもスクーターカテゴリーが近年急速に拡大している。“女性の社会進出に伴うスクーターユーザーの増加”が要因のひとつにあることから、同社は若い女性をターゲットに「CYGNUS RAY」を開発。昨年の発売以降、コンパクトで扱い易い特徴などが女性だけでなく男性からも好評を博し、今年4月末までに約7万台を販売している。今回、男性をターゲットに開発した「CYGNUS RAY Z」の導入により、同社スクーター製品のラインナップを拡充し、今後も伸張が見込まれるインド市場での販売強化に努める。
なお同社では、続く6月よりスポーツモデルSZシリーズの新製品「SZ-RR(エスズィー・ダブルアール)」と「SZ-S(エスズィー・エス)」の2バリエーションモデルを同市場で発売する。「SZ-RR」は、スモークスクリーン、アルミ製グラブバー、“SZ”の立体エンブレム採用などスポーティで高級感漂う外観が特徴、「SZ-S」はシンプルなタンクまわりのデザインなど、ファミリー層にも受け入れられやすい落ち着いた装いとした。