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2013-05-31 インドは世界第3位の経済大国になるだろう─OECD予測
「インドは近い将来、日本を抜いて、米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国になるだろう」──パリに本部を置く経済開発協力機構(OECD)が、5月29日に発表した。同日付のPTI通信が報じている。
同機構によれば、現在第2位の中国が、米国を追い越し、世界一になる可能性もあるという。ただし、インドもその後、追い上げ、2020年頃には中国を追い越すことになるかもしれない。
OECDのこの予測では、2013年の世界全体のGDPの伸びは3.1%で、14年には4.0%となる。その中で、OECD加盟国のGDPの伸びは13年には1.2%、14年に2.3%となる。また、OECDメンバー以外の諸国では、13年に5.5%、14年に6.2%の成長率だとしている。
米国は13年に1.9%、14年に2.8%。欧州圏(EU)は13年には-0.6%で、14年にはようやく1.1%に回復する。日本の13年の成長率は1.6%だが14年に1.4%と伸びは少ない。このように、先進諸国の成長率は低く、一方、新興国の伸びが大きい。