2013-06-03 週末のSENSEXは2.25%安、1-3月期の経済成長率5%割れで大幅安
ムンバイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数は週末の5月31日、前日比455.10ポイント(2.25%)安の19,760.30で取引を終え、終値で20,000ポイントを割り込んだ。
この日インド中央銀行(RBI)が発表した2012年度第4四半期(13年1-3月期)の経済成長率が4.8%へと減速したほか、今後のインフレ予想も厳しいものであったことから、追加利下げへの市場の期待に水が差された。
業種別指数では、全13業種中、ITを除く12業種が下落。不動産が3.38%安と最も大きく下げたほか、石油・ガスが2.71%安、金融が2.46%安、日用消費財(FMCG)が2.21%安、公営企業(PSU)が2.15%安と下げた。
銘柄別では、SENSEX採用30銘中27銘柄が下落した。バルティ・エアテルが4.61%安、GAIL(旧インド・ガス公社)が4.26%安、ジンダル・スティールが4.07%安、ITCが4.06%安、ヒンダルコ・インダストリーズが3.95%安、マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)が3.91%安、住宅開発金融公社(HDFC)が3.82%安、SENSEXの算出で比重が最も大きいリライアンス・インダストリーズ(RIL)が3.62%安など。一方、SENSEX算出で比重2位のインフォシス・テクノロジーズが2.79%高、スターライト・インダストリーズが2.58%高、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が0.07%高と上げた。