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2013-06-13  デリー首都圏の女性就業率、わずか10.58%―2011年度国勢調査

 デリーのような大都市では、たくさんの女性が働いているというイメージが一般的だ。しかし、6月11日に発表された「2011年度国勢調査第1次摘要」で予想を反する結果が明らかとなった。デリー首都圏(NCT)で「経済的に生産性がある」活動に従事している女性はわずか10人に1人だという。ちなみに男性の場合は10人中5人。PTI通信が同日付で報じている。

 発表された調査結果によると、デリー首都圏での働く女性の比率はわずか10.58%にすぎず、男性の52.99%をはるかに下回る結果となった。働いている女性の勤務地で最も多いのはコンノート・プレイス(25.3%)で、最も少なかたのはシーラムプル(5.2%)だった。これは男性の場合も同様で、コンノート・プレイスが62%、シーラムプルが49.4%となっている。

 男女合計の就業率(WPR)は33.3%となっており、デリー首都圏在住者の3人に1人が働いていることとなる。農村部のWPRは31.91%、都市部では33.3%だった。国勢調査のバルシャ・ジョシ運営部長(デリー担当)は、「これらの人々が、調査のあった時期に経済的に生産性のある就業者だったと見なしている」と語る。

 全体の就業者人口のうち、94.99%が1年間に6カ月以上働いている「主要労働者」だと分類されている。そして5.01%が「短期労働者」で、1年間に6カ月未満しか働いていないとされている。なお、労働者は職種別に4タイプに分類されており、それぞれの比率は自作農家が0.60%、農作業従事者が0.71%、家事従事者が3.25%、その他が95.44%。




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