2013-06-25 グーグル、アンドロイド端末専売店チェーンをインドでも展開へ
米グーグルは同社製のOS(基本ソフト)のアンドロイドを搭載した携帯電話端末をインドで拡販するため、「アンドロイド・ネーション」という小売チェーンを展開して小売市場でのシェア拡大を目指す。6月20日付でエコノミック・タイムズ紙が報じている。
グーグルはB.K.モディ・グループ傘下のスパイス・グローバルと提携して、アンドロイド・ネーションの1号店を年内にデリーに開き、その後、インド各地に出店する計画だ。情報筋によれば、インド1号店はニューデリーのセレクト・シティウォークに開店の見込み。グーグルは床面積が約110-140平米の物件を探してきたという。
インドネシアでの展開と同様に、アンドロイド・ネーション各店ではサムスンやHTC、ソニー、LG、ASUS(アスース)などアンドロイドが搭載された各社のスマートフォンやタブレット型PCを宣伝・販売する。また、アンドロイド体験センターとして、最新のアンドロイド・アプリの情報を提供し、専門家が質問に答え、ソフトウェアのアップデート、各機種に対応した最新のアクセサリーをチェックすることができるという。
注目すべきは、アンドロイド・ネーションが展開されるのがインドネシアに次いでインドが2番目だという点。これはグーグルがインド市場を重視していることの表れだ。インドネシアでは2012年半ばにジャカルタに1号店が開業。インドネシアの家電小売業のエラフォン(Erafone)と提携して、ジャカルタに2店をオープンさせている。