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2013-06-26 デリー・メトロの地震・洪水リスク、国連機関が警告
1日200万人が利用するデリー・メトロは、地震と洪水のリスクが高い地域を走っており、大災害が起きた場合、多くの死者が出る可能性がある――国連国際防災戦略事務局(UNISDR)の最新の報告書にこうした指摘が盛り込まれた。6月25日付でタイムズ・オブ・インディア紙が報じている。
UNISDRが6月3日に発表した「国際評価報告書」のアジア・太平洋地域版は、インド人間居住研究所(IIHS。本部バンガロール=ベンガルール=)による総合リスク調査の結果にもとづいてデリー・メトロの災害リスクを評価。2012年にデリー・メトロが大規模災害に襲われていた場合、410億ルピーの収益が失われた可能性があると推定。地震と洪水のリスクは認識されているものの、災害に弱い地域に路線が伸びていると警告している。