2013-06-27 三井住友信託と日本生命、リライアンス・キャピタルの新銀行への出資を発表
三井住友信託銀行は、インド有力財閥の1つであるリライアンス・グループとの間で中長期的な業務提携について協議していくことに合意したことを発表した。その一環として、リライアンス・グループ傘下の総合金融サービス会社であるリライアンス・キャピタルがインドで設立申請予定の新銀行に出資して、取締役を含む人材の派遣によって銀行経営に関する経験・ノウハウを提供することにも合意した(インド規制当局の認可取得、銀行開業準備が整い次第、出資予定)。なお、日本生命保険も新銀行への出資を予定しており、日本の金融機関2社による資本参加となる見込み。三井住友信託銀行と日本生命保険のプレスリリースが、6月26日付で報じた。
リライアンス・グループは、総合金融サービス・通信・インフラ・電力など幅広い分野で各業界を代表する傘下企業から成り立つ企業グループであり、三井住友信託銀行はリライアンス・グループとの業務提携を通じてインドにおける収益機会獲得と金融ソリューション提供を目指していく。
その一環として行う新銀行への出資は、インド市場の成長を取り込むと同時に、インド国内での強いブランド力と総合金融サービス事業での実績を有するリライアンス・キャピタルとの協働を通じ、インド全域で日本企業にも利用可能な個人・中堅中小企業向け販売金融を展開すること、新銀行の販売網を活用し、三井住友信託銀行グループの金融商品の販売を推進していく。
新銀行への出資割合・出資金額については、インド規制当局の認可、リライアンス・キャピタルとの協議を踏まえて決定する。