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2013-06-27 ウッタラカンド州大洪水、救助活動の空軍ヘリ事故で20人犠牲
6月25日午後、インド北部のウッタラカンド州において大洪水の救助活動にあたっていたインド空軍のヘリコプターが墜落し、搭乗していた空軍兵士ら20名全員が死亡した。25日から27日にかけての各紙が伝えている。
墜落事故を起こしたのは、インド空軍の中型多目的ヘリコプターであるミル17(Mi-17V5)であった。洪水被害の中心地となっているケダルナートでの活動から帰還する途中、ゴーリクンド地域において山の側面に墜落した。搭乗していた20名全員が死亡したと見られており、26日夜時点までに17人の遺体が発見されている。事故原因については明らかとなっていないが、悪天候が影響した可能性が指摘されている。
関係者の話として26日付けのNDTV.comが伝えるところによると、この大洪水ではこれまでに10万人近くの人々が救出されたが、依然として約6,000人が孤立状態にあり、60機のヘリコプターが救助活動に当っているという。