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2013-07-04 SENSEXは1.47%安、ルピー安・原油高・海外情勢不安定化で続落
ムンバイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数は7月3日、前日比286.06ポイント(1.47%)安の19,177.76で取引を終えた。
外国為替市場でインド・ルピーの対ドル相場が再び1ドル=60ルピーを上回る下落を見せたことに加え、エジプトの政情不安やポルトガルの政局の不安定を受け、原油価格が1バレル=105ドルまで上昇。これがインドの経常赤字拡大につながり、今月末に実施が期待されているインド中央銀行(RBI)による追加利下げに影響を及ぼすのではとの懸念が株価の下落をもたらした。
業種別指数では、全13業種中11業種が下落。不動産が4.76%安と最も大きく下げたほか、金属が3.11%安、公営企業(PSU)が3.08%安、耐久消費財が2.84%安、電力が2.67%安、石油・ガスが2.64%安など。
銘柄別では、SENSEX採用30銘中27銘柄が下落した。タタ・パワーが4.90%安、商業銀行最大手の国営インドステイト銀行(SBI)が4.58%安、スターライト・インダストリーズが4.58%安、タタ・スティールが4.54%安、ヒンダルコ・インダストリーズが3.61%安、石油・天然ガス公社(ONGC)が3.48%安など。