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2013-08-02 インドでの映画撮影、許可申請のネット窓口が誕生へ
情報・放送省は現在、映画の製作者が撮影許可を申請する際の窓口の一元化に向けてウェブサイト開設の準備を進めている。同省関係筋の話では、申請後30-45日以内に撮影承認の決定をするべく、同省では「標準実施要領(SOP)」の草案も作成済み。7月30日付でPTI通信が報じている。
情報・放送省の計画では、映画製作者向けウェブサイトには、ビザの取得や通関手続き、鉄道の手配、さらには(外国人監督の場合には特に)配慮を要する文化的感覚といった要件に関する情報も掲載するという。また、同サイトでは撮影協力依頼等の問い合わせ先や撮影可能な場所を網羅した電子図書館も用意される。
同省は、インドを世界的な映画ロケ地として売り込みたい意向で、承認申請窓口の一元化も撮影誘致の促進が狙いだ。現状、インドで撮影を行うには、いくつもの関係当局から許可を取得する必要があり、こうした手続きの煩雑さが大きなネックとなっている。著名な監督や作品も例外ではなく、ジェームズ・ボンド映画のシリーズ最新作「007 スカイフォール」の撮影でもインドでの承認取得が難航し、ロケ地がトルコのイスタンブールに変更された経緯がある。