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2013-08-05  アフガン東部、インド総領事館を標的にした自爆テロ発生

8月3日、アフガニスタン東部、パキスタン国境に近いジャララバードで、インド総領事館を標的にしたと見られる自爆テロが発生した。爆発物を積んだ車に乗った犯人は建物に到達する前に治安部隊に制止され、その場で自爆したため館内のスタッフは無事だったが、付近にいた子ども8人を含む民間人12人が死亡、24人が負傷する事態となった。3日付ヒンドゥー紙ほか各紙が報じた。



 今回の事件に関し、これまでのところ犯行声明は出されておらず、アフガン・タリバンも関与を否定している。しかし、3日、インド外務省のアクバルッディン報道官は、事件を非難する声明のなかで、「今回の攻撃は、アフガニスタンの安全と安定に対する主要な脅威が国外のテロ組織によってもたらされていることを改めて示した」と言及しており、インドメディアはこの指摘がパキスタンの関与を示唆するものと解釈している。3人の自爆犯全員がパキスタン国籍だったとの報道も一部にある。一方、パキスタン外務省も事件を非難する声明を直ちに発表し、「テロはこの地域の国々にとり共通の敵であり、協力して取り組んで行くことが必要だ」としている。



 タイムズ・オブ・インディア紙は、今回の事件とは別に、駐アフガニスタン・インド大使を殺害する計画を情報機関が入手していたとも報じており、米軍のアフガン撤収が2014年末までに行われる見通しのなか、アフガン内のインド公館及び外交官に対する脅威が高まっていることがうかがえる。なお、2008年7月には、カブールのインド大使館が自爆テロで攻撃され、60人近い死者が出たこともある。




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