2012-11-21 SENSEXは0.05%安、利益確定売りと様子見で横ばい
ムンバイ 証券取引所(BSE)のSENSEX指数は11月20日、前日比9.68ポイント(0.05%)安の18,329.32で取引を終えた。
この日、指数は当初、上昇したものの、終値では前日を割り込んだ。SENSEXの算出で最も比重が大きいリライアンス・インダストリーズ(RIL。1.27%安)、同2位のインフォシス・テクノロジーズ(1.46%安)、商業銀行最大手の国営インドステイト銀行(SBI。1.39%安)など主要銘柄が利益確定売りを受けて下げたため。
また、22日に始まる冬期国会において政府が決断力誇示のため、複数の重要法案を上程するとの見方が流れたほか、不信任動議をめぐる政党間の協議や海外直接投資(FDI)枠の拡大に関する政府の動きなどがあったことから、多くの投資家が慎重な姿勢を見せた。
業種別指数では、全13業種中10業種が下げ、3業種が上げた。不動産が3.02%安、石油・ガスが0.88%安、金属が0.73%安などと下落した一方、自動車が0.64%高、耐久消費財が0.11%高などと上昇。
銘柄別では、SENSEX採用30銘柄中17銘柄が下げ、13銘柄が上げた。前述の3銘柄のほか、ヒンダルコ・インダストリーズが1.86%安、バジャジ・オートが1.39%安などと下落。上昇したのはマヒンドラ&マヒンドラ(M&M。3.25%高)、住宅開発金融公社(HDFC。2.02%高)、タタ・パワー(1.81%高)など。