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　チェンナイ市内で営業するオートリキシャ全車を対象に、非常通報ボタン付のGPS（全地球測位システム）装置を導入する――タミル･ナドゥ州政府は8月25日、新たな方針を打ち出した。乗客の安全を図るためで、こうした取り組みは国内初。また、庶民の足となっているオートリキシャの料金を6年ぶりに改定することも合わせて発表した。PTI通信が同日付で報じている。

　J.ジャヤラリタ州首相は今回の決定について、公式声明で次のように説明している。「タミル･ナドゥ州政府は、チェンナイ市内で稼動するオートリキシャに、GPS機能搭載のデジタル電子写真式プリンターを装備する。今後、乗客は適正な料金を支払うことが可能となり、領収書も受け取ることができるようになる。導入コストは8億ルピー程度を見込んでいる」。

　また、走行中のオートリキシャが危険な状況に直面した場合、GPS装置についている非常ボタンを押せば自動的に管制室へ通報され、警察がただちに対応できるという。