2013-09-02 鴻池運輸、グルガオンで医療関連の合弁設立
鴻池運輸とメディアスホールディングス(本社:東京都)は、インドにおいて、医療材料データベースの構築とその配信、医療材料データベースを用いた物流ネットワークの構築などを行う合弁会社をインド北部ハリヤナ州グルガオン市に設立することで合意した。新会社名は、Medical Database Pvt. Ltd.(仮称)。出資比率は問鴻池運輸70%、メディアスホールディングス30%。鴻池運輸のプレスリリースが、8月30日付で報じた。
インドでは急激な経済発展を背景に病院の新設ラッシュとなっており、医療に関連する各種需要も大きく伸びることが予想される。しかしインドの各病院では、医療材料(注射器、注射針、カテーテルなど)を独自の名称やコードにて在庫管理や卸会社への発注を行っているため、誤発注、誤納品、欠品、超過在庫などが発生するという問題がある。そのため、インド医療のさらなる発展には、医療材料の標準(統一)コードの制定と医療材料データベースの構築によるシステム基盤整備が不可欠であると判断し、インドにて医療材料データベース会社を設立する。
新会社は、KONOIKEグループが長年にわたり日本で培ってきた病院、医療機器メーカー、医薬品卸会社への「医療関連サービス」とメディアスホールディングスが提供する「病院向け医療材料データベースサービス」のノウハウを活かし、インド国内で医療材料データベースを用いた物流ネットワークの構築を行う。今後は、インドで統一した医療材料データベースのプラットフォームの構築を通じ、インドにおける新しい医療物流プラットフォームの構築に向けた基盤整備を図る。