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2013-09-24 RBIが金融政策見直し、レポ金利0.25%引き上げ
インド中央銀行(RBI)は9月20日、予定通り金融政策の期中見直しを発表し、政策金利の基本となるレポ金利を0.25ポイント引き上げて7.5%とすることを発表した。約2年ぶりの利上げで、金利引き上げはないと見ていた大方の予想を覆した。20日のRBI政策発表を基に、PTI通信など各紙が報道している。
今回の政策のハイライト:
◆レポ金利は0.25ポイント引き上げて、7.5%とする。従って、リバース・レポ金利は同じく0.25ポイント上がり6.5%となる。
◆限界貸出(MSF)金利を、前回7月15日に上げた10.25%から0.75ポイント引き下げて9.5%とする。
◆現金準備率(CRR)はこれまで通りの4%に据え置きとするが、毎日の最低維持基準(MDM)をこれまでの99%から95%に緩和することで、資金運用枠が拡大するとしている。また、公定歩合に相当するバンクレートについても、これまでの10.5%から1ポイント引き下げ9.5%とした。結果としてバンクレートもMSFと同様に、レポ金利より2%高い9.5%となった。いずれもCRRの運用枠緩和と同様に、流動性の緩和策である。