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2013-10-15  住宅設備のLIXIL、インドのアルミサッシ企業を買収

 建材・住宅設備機器のLIXIL(本社:東京)は、10月8日、インドのアルミニウムファサード設計・製造・施工会社 Star Alubuild Private Limited (本社:デリー首都圏、以下スター社)の株式70%を、インドの不動産会社DLFの関連会社およびスター社創業者より取得し、同日をもって買収したことを発表した。代表者にはRomi Malhotraが継続して就任する。同社のプレスリリースが、10月8日付で報じた。

 スター社は、インドのカーテンウォール業界大手企業であり、プロジェクトをインド国内に展開していて、商業ビルやショッピングモールでカーテンウォールや、全国のプロジェクト用のドアや窓の設計・製造・施工を専門にしている。2002年より、デリー、ムンバイ、チェンナイなどの大都市のプロジェクトに携わり、DLFなどの強力な顧客基盤を持っている。スター社の企業価値は7億9,800万ルピー(約13億円=参考数値=)。

 LIXILは、近年、グローバル事業を積極的に展開しており、2013年3月期では、海外売上約2,000億円、LIXILグループ売上の約14%を占めるまでに急成長した。また、2013年8月には、北米市場に於いて衛生陶器、浴槽など水回り事業のリーディングカンパニーであるASD Americas Holding Corp (American Standard Brands)を取得し、北米市場へ本格的に進出。これにより、グループの海外事業の規模は約3,500億円、海外売上比率20%超にまで拡大する予定。9月にはドイツの水栓金具のリーディングカンパニーであるGROHE社の株式を日本の銀行と共同で取得する契約を締結し、ヨーロッパでの基盤確立を進めている。成長著しいインドは近隣の東南アジア諸国と共にLIXILの海外ビジネスの主要ターゲット市場の1つ。インド国内の様々なプロジェクトにアルミニウム製のドア、サッシ等の納材実績を持つスター社のグループ入りにより、インド市場におけるアルミニウム製品の生産と販売を行うアルミ建材事業に進出、既に展開しているサニタリー事業と共に、インド国内での事業展開拡大を図っていく。




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