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2013-11-12  リコー、インド派遣の研修プログラムを開始 農村に5週間滞在

 リコーは、グローバル人材の育成教育の一環として、途上国を派遣先とする新しい教育プログラムを開始し、第一陣となる5名が、11月9日にインド北東部に位置するビハール州の農村での5週間の滞在生活をスタートさせた。同社のプレスリリースが、11月11日付で報じた。

 リコーは、加速するグローバル経営の進展に伴ってグローバル人材の育成・活用に注力し、国内外リコーグループ関連会社の経営幹部候補向け育成プログラムや国や組織の枠をこえた人材活用プログラムなど、様々な施策を展開している。今回開始するプログラムは、このグローバル人材の育成施策の一環で、日本とは環境が著しく異なる途上国において、多様性に順応し、自ら苦境を切り拓くことのできる日本人社員の発掘・育成を目的としている。リコーが、すでにインドで展開しているBOPプロジェクトで連携しているDRISHTEE(ドリスティ、注)とのパートナーシップのもとに運用する。

 具体的には、社内で公募を行い、応募者の中から選定された10名が、5名ずつ、ビハール州に、5週間滞在する。第一陣の滞在が11月9日にスタートし、第二陣は来年1月18日スタートを予定している。最初の1週間は、プログラムの推進にあたり必要となる最低限の情報提供、指導等がDRISHTEEから行われる。その後は、現地コミュニティからの情報収集、関係者との議論や社内のネットワークを駆使して、「滞在地域の農業・製造業・小売業それぞれについて課題解決に向けた提案をする」という活動に移行する。滞在先には、都市部では思いつかない社会問題が存在し、先進国では当たり前に利用できる商品、サービス、技術は限られている。これまでの価値観や日本での常識が通じないという環境の中で、現地に入り込んで、相手の真のニーズを汲み取り、実現かつ持続可能な改善・提案策を現地目線で提案することが求められる。このプログラムを通じて、異文化の環境下で、問題解決の力を養い、異なる価値観の周囲の人々に影響を与えながら、現地にお役立ちできる人材を育成する。このプログラムは、国境・組織を越えた「お役立ち」のネットワークを推進するを意味する、「Ricoh - Borderless OYAKUDACHI Network Drive」の頭文字をとって、「R-Bond Program」と名付けられている。




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