2013-11-25 ロート製薬、インドのシュロフ・グループと合弁で眼科用薬の製造事業を展開
ロート製薬は、インドにおいて眼科用薬事業を行うシュロフ・グループ(Shroff Group)と、合弁で製造事業を展開する。同社のプレスリリースが11月23日付で報じた。
シュロフ・グループは、インドで眼科用薬の製造販売事業を手がけており、販売会社であるサンウェイズ・インディア(Sunways[India]Private Limited)および、製造会社であるディープケア・ヘルス(Deepcare Health Private Limited)を経営。創業家であるシュロフ・グループは、約50年にわたる経験があり、特に、白内障治療分野への製品供給に強みがある。
ロート製薬は、眼科用薬の製造会社であるディープケア・ヘルスへ資本参加することで、シュロフ・グループと協働で主にインドにおける眼科用薬の製造を中心とした事業を展開していくことで双方合意に至り、インド当局より出資の認可を取得した。なお、今回の出資を機に、ディープケア・ヘルスの社名をサンウェイズ・ロート・ファーマシューティカル(Sunways Rohto Pharmaceutical Private Limited)へと変更する。
ディープケア・ヘルスはグジャラート州アーメダバードを拠点としており、同州は、長期的視野に立った開発が進められている経済発展の著しい土地。ディープケア・ヘルスの既存工場に加えて、点眼剤生産工場の新規建設を計画中であり、生産規模の拡大を予定。将来的にはこの立地を活かして、中東・アフリカ諸国などに対しても、眼科分野の幅広い製品群を提供できる製造拠点として、事業を成長させることを計画している。