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2014-03-31  JBIC、インフラ開発金融公社に融資 再生可能エネルギー事業を支援

 国際協力銀行(JBIC)は、3月27日、インドにおいてインフラ事業向け融資等を行う開発金融機関であるインフラ開発金融公社(IDFC)との間で、融資総額9,000万ドル(うちJBIC融資分4,500万ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)設定に係る貸付契約を締結した。このクレジットラインは、三菱東京UFJ銀行(幹事行、以下「BTMU」)との協調融資であり、BTMUの融資部分の一部を、JBICが保証する。JBICのプレスリリースが、28日付で報じた。

 このクレジットラインは、地球環境保全業務(通称「GREEN」)の下で、インドにおける再生可能エネルギー及びエネルギー効率化事業を対象に、温室効果ガスの排出削減等に資する環境関連案件に必要な資金を融資するもの。これまでもJBICは、インドにおける環境関連案件を支援するため、ICICI銀行やインドステイト銀行向けにGREENクレジットラインを設定しているところ、今回のクレジットライン設定により、より幅広い支援が可能になる。

 インド政府は、2020年までに国内総生産(GDP)単位当たりの温室効果ガス排出量を2005年比で20-25%削減するとの数値目標を掲げると共に、中長期環境政策である「気候変動に関する国家行動計画(NAPCC)」の下、様々な取り組みを行っている。こうした中、今回の融資は、インドにおける温室効果ガス排出削減やインド政府の環境政策の推進等に貢献することが期待されると共に、国際的に高く評価される日本の先進環境技術が同国に普及する機会を提供することも期待される。これは、日本政府の「ACE: Actions for Cool Earth」(攻めの地球温暖化外交戦略)にも合致するものとなる。




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