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2014-06-30  【プレスリリース】楽天、インドに初の開発拠点を開設

 楽天は、6月25日、米国ITコンサルティングサービス企業であるPROLIM Global Corporationと連携して、Rakuten India Development and Operations Center (RIDOC)をインドに設立したことを発表した。RIDOCは、楽天として初めてのインドにおける包括的な開発拠点となるとともに、ナレッジベースと人材確保の役割も担う。同社のプレスリリースが、同日付で報じた。

 楽天は、社員については知識と技術が蓄積されるのに対し、プロジェクト単位で関わることの多いパートナー・スタッフに関しては、プロジェクトの終了後に知識と技術が社内に蓄積されにくいという課題を抱えていた。今回新設したRIDOCでは、BOT(構築-運営-移転)方式によってインドでの開発を補完できるようになり、この課題を解決する。これにより、人材を維持・確保するとともに、ナレッジベースを拡充し、パートナー・スタッフにも、世界中にある楽天グループ企業のプロジェクトに携わっていく機会を提供する。RIDOCの設立は、中国(北京)、米国(サンフランシスコ)とシンガポールの開発拠点に続くものとなる。

 取締役常務執行役員DU担当役員の安武弘晃氏は、「RIDOCの設立を大変喜ばしく思う。楽天グループ全体で使用できるリソースをRIDOCで開発することで、ベスト・プラクティスや標準化されたプロセス・手順を共有でき、世界各地における楽天の事業を効率化させ、真のグローバルなチームを構築できると考えている」と話した。

 RIDOCでは現在のところ、インフラに関する事業プロセスおよびリソースが中心に据えられているが、インフラのオートメーション化、ソフトウェア開発、および品質保証に関する人材育成も行っている。将来的には、楽天のグローバル事業を拡大する他の国・地域にもRIDOCを展開し、世界最大のインターネット・サービス企業になることを目的とした、楽天の戦略的な成長を支えることになる。

 RIDOCは、インドのシリコンバレーとして知られているバンガロール(ベンガルール)にある、ワールド・トレード・センター内に開設している。多数の多国籍IT企業の拠点となっており、インド国内におけるIT企業の中心地として理想的な環境を提供している。




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