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2014-08-20 [貧困問題]タミル・ナドゥ州、新生児にベビー用品セットを支給へ
タミル・ナドゥ州政府は8月12日、州立病院で出産する母親を支援するため、新生児向けの「アンマ(Amma)・ベビー用品セット」を支給することを明らかにした。ジャヤラリタ州首相が議会で発表したもので、州政府はこの事業に今年1年だけで6億7,000万ルピー超を投じる計画。約67万人の新生児が恩恵を受ける予定だという。PTI通信が同日付で報じている。
新生児に贈られるのは、1,000ルピー相当のベビー用品16点のセット。その内容は、タオル、ベビー服、ベビーベッド、保護ネット、おむつ、ベビーオイル、ベビー用シャンプー、ハンドソープ、石鹸箱、ベビー石鹸、母親用の石鹸、爪切り、玩具、ガラガラなど。
「アンマ(お母さん)」とはジャヤラリタ首相の愛称。同州政府はこれまでにも、貧困対策の一環として、その名を冠した数々の取り組みを行っている。低価格食塩「アンマ・ソルト」や低価格飲料水「アンマ・ミネラルウォーター」、低価格給食所「アンマ食堂」、良質な医薬品を適正価格で販売する「アンマ・ファーマシー」など、いずれも好評を博している。つい先日も、農民に良質・低価格の種子を提供する「アンマ・シード(種子)」の開始を発表したばかり。