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2012-12-03 週末のSENSEXは0.88%高、成長率減速で利下げへの期待高まる
ムンバイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数は週末の11月30日、前日比168.99ポイント(0.88%)高の19,339.90で取引を終えた。SENSEXはこの日で4連騰。
証券会社筋によると、この日発表された今年度第2四半期(7-9月期)の経済成長率が5.3%と低い水準にとどまったものの、これを受けてインド中央銀行(RBI)が経済成長促進のため、年明け1月にも政策金利を引き下げるだろうとの期待が投資家の間で高まり、株価は上昇基調を維持した。エスピリト・サント・セキュリティーズのディーパリ・バルガバ氏は、RBIが11月の卸売物価指数(WPI)インフレ率をもとに政策金利を定めるだろうとし、来年1月にはレポ金利の引き下げが期待できるとしている。
業種別指数では、全13業種中10業種が上昇した。金属が2.07%高と最も大きく上げたほか、電力が1.77%高、公営企業(PSU)が1.70%高、金融が1.46%高、耐久消費財が1.40%高など。
銘柄別では、SENSEX採用30銘柄中23銘柄が上昇。ジンダル・スティールが5.39%高、国営バーラト重電機(BHEL)が4.92%高、石油・天然ガス公社(ONGC)が4.44%高、スターライト・インダストリーズが3.24%高、ヒンダルコ・インダストリーズが2.65%高などと上げた。