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2012-12-05 AP州初の「交換腎臓移植」が成功
アンドラ・プラデシュ州で、末期段階の腎臓疾患に苦しんでいた50歳と44歳の男性が、それぞれの妻が提供した腎臓を交換して移植するという手術により、命の危険から脱出することができた。11月28日付のナブバーラト紙が報じた。
同州のケア・ホスピタルズに入院していた2人の腎臓疾患患者のうち、バイグさんは自身の血液型がB型、妻のアイーシャさんの血液がA型であったのに対し、デビダスさんの血液型はA型、妻のニルマラさんの血液型はB型だった。
長期に渡って治療を受け続けてきた2人に対する「最終手段」として、担当医師は、アイーシャさんの腎臓をデビダスさんに、ニルマラさんの腎臓をバイグさんに移植するという交換移植手術に踏み切った。2人分の腎臓の摘出および移植を伴う手術は12月7日に実施された。
今回の交換手術の成功は、インド国内に潜在的に多数存在するとされる腎臓疾病患者に光明をもたらすものとなった。